- ホーム
- 百鶏卵とは?
日本一幸せなニワトリたちが産む、放し飼い卵です。
山梨県北杜市、標高900mの山奥にて、20代夫婦が生産しています。
365日放し飼い

百鶏園のニワトリたちは、朝来たら鶏舎から放牧し、夕方にまた鶏舎の中へ帰ります。
夜間鶏舎の中へ入れる理由は、キツネなどの野獣からニワトリたちを守るためです。
朝8:00〜夕方16:00ごろまで放牧をしています。これを365日、毎日繰り返し育てています。
※2020年に新鶏舎【ティピ型遊牧場】が1舎完成。岡崎おうはんは、365日24時間放牧を実現しました。


放し飼いの素晴らしさ

ニワトリには、実に沢山の欲求があります。砂浴び、日光浴、運動、土いじり、ミミズ探し・・。
放し飼いをしていると、本当に色々な表情をニワトリたちは見せてくれます。
写真のニワトリは心から気持ち良さそうに砂浴びをしていますよね。
新鮮な空気、広々とした運動場、日光、どれもニワトリにとって欠かせない大事な飼育環境なのです。



日本の90%がバタリー飼育

日本で採卵鶏として飼育されているニワトリの数は、なんと1.4億万羽(農林水産省「畜産統計」H31より)。
そのうちの90%以上がバタリー飼育という方法で飼育されています。
バタリー飼育とは、満員電車のようにニワトリを一か所に閉じ込め、 何段にも積み重ねて飼育する方法です。
ニワトリは卵を産む機械ではありません。ちゃんと一羽一羽、生きています。
今後若者である私たちが、本気で向き合っていかなければならない大きな問題の一つです。

愛情は伝わる

だからこそ、産業動物と言われるニワトリを精一杯愛し、育ててあげたい。
今ニワトリは、密かにペットとしての人気も上がってきていると感じています。
インスタグラムなどを見ていると、中には家の中で飼っている方もいらっしゃいます。
犬や猫に負けないぐらい、ニワトリは愛らしく、どこか憎めないチャーミングな動物なのです。
百鶏園のニワトリは、本当に人馴れしています。とても懐っこく、人間が歩くと付いて回ります。
一羽一羽を家族のように想い、大切に育てています。

百鶏園オリジナル発酵飼料


飼料の50%を占めるトウモロコシは、PHF(ポストハーベストフリー)=収穫後農薬不使用、
NON-G(遺伝子組み換えでない)のものを使用しています。
植物性タンパク質であるダイズ粕も、PHF、NON-Gのものを使用しています。

リジン、メチオニンなど、ニワトリにとって重要なアミノ酸を豊富に含む良質魚粉です。
卵のコクをより深くし、濃厚な味わいになります。 生産面では、産卵率を良くしたり、卵のサイズを整える効果もあります。

山梨県産のお米から採れた、精米ぬかです。 発酵飼料を作るための火種でもあり、ニワトリの嗜好性も高い原料です。


カキ殻、リン酸カルシウムは、どちらもカルシウム補給として与えています。
ニワトリは卵を産む際に、多量のカルシウムを必要とします。
カルシウムが不足すると、ニワトリは体内のカルシウム(骨など)を消費してまで、産卵しようとします。
ニワトリに安心して卵を産んでもらうためにも、とても重要な原料の一つです。

地元北杜市産のシイタケ農家さんが使用している「シイタケの菌床廃=オガ粉」。
85%が針葉樹の木クズから成り、ニワトリにかかせない繊維質を多く含みます。

ニワトリは筋胃(=砂肝)という特殊な胃を持っており、食べたものを磨り潰しながら消化していきます。
モミガラのように粒子が大きいものは、筋胃を活発に動かし、丈夫な胃を作ります。

このオガ粉にモミガラ、米ぬか、山の腐葉土を加え、発酵処理をかけて出来上がるのがこちら。
出来上がったオガ粉発酵飼料は、とても温かく芳醇な香りが漂います。 これを配合すると飼料全体を発酵させる効果があり、最も重要な原料です。

これら原料を季節やニワトリの日齢に合わせて配合し、
百鶏園オリジナル飼料は完成します。
出来上がった発酵飼料は、まるで焼きたてのパンのような香りがし、
思わず人間でも食べたくなるような、そんなエサに仕上がります。

